【初心者向け】油彩画(油絵)を始めたい人必見!失敗しない道具選び&はじめの一歩ガイド

「油絵ってなんだか敷居が高そう…」「道具が多くてどれを選べばいいの?」
そんな不安を感じている方に向けて、この記事では【最低限必要な道具の選び方】から【描き始めのコツ】まで、初心者でも安心して始められるように分かりやすく解説します。
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目次

油絵ってどんな絵?初心者にもできる?

油彩画の特徴

油絵とは、乾性油(主にリンシードオイル)を媒材として顔料を練り合わせた絵の具を使って描く絵画のことです。ルネサンス期の西洋絵画から現代アートまで、幅広い時代とジャンルで用いられてきました。
プロっぽく見える重厚感のある仕上がりが最大の魅力です。芸術作品としての価値も高く、キャンバスに描かれた油絵は「一枚の絵」としてインテリアとして飾ることもできます。

油絵の3つの魅力

発色がとても鮮やかで深みがある

→ 絵の具の層が重なることで、独特の「奥行き」や「重厚感」を表現できます。

ゆっくり乾くので、修正・加筆がしやすい

→ 一度塗っても、1日〜数日間は乾かないため、上から色をのせて調整可能です。

厚塗り・テクスチャ表現が自由自在

→ 絵の具をナイフで盛り上げたり、筆跡を生かしたりと、表現の幅がとにかく広い!

初心者でも本当に描けるの?

結論から言うと…初心者でもまったく問題ありません!
現代では、「初心者向けのスターターキット」や「YouTubeの解説動画」「オンライン講座」など、サポート体制が充実しています。
また、油絵は「やり直しが効く」ため、水彩画のように一発勝負にならないのも大きなメリットです。

【失敗しない】油絵を始めるのに必要な道具リスト

油絵具セット

✅おすすめ:ホルベイン 油絵具スターター12色セット

発色が良く、初心者にも扱いやすいホルベインの12色セット。まずは基本色でOK!

毛の素材は「豚毛」一択でOK(初心者は特に)
 → 弾力があり、油絵具の重みや粘度に耐えやすい
 → 丈夫で洗って繰り返し使える
 → 細かいタッチからざっくりとした厚塗りまで幅広く対応

✅おすすめ:豚毛 スターターセット 6本入

弾力があり耐久性も高い豚毛筆。6本入りでコスパ◎

パレット

✅おすすめ:木製パレット(4号)

扱いやすく、洗って何度も使える木製タイプが便利。

ペインティングナイフ

✅おすすめ:ホルベイン製 ステンレスナイフ

混色や質感表現に最適。刃先がしっかりしていて使いやすい。

溶き油

✅おすすめ:Winsor&Newton 油絵画用液

溶き油は描くときに絵の具に混ぜながら使います。光沢/艶を出し乾燥を促進させる効果があります。
基本的な描画用オイルになります。

✅おすすめ:ホルベイン 油彩画用液

溶剤(洗浄用)

✅おすすめ:クサカベ(Kusakabe) 画用液 ブラッシクリーナー

溶剤は描き終わった後に筆やパレットを洗浄するために使用します。
無臭タイプで室内でも使いやすく、洗浄・希釈に最適。

キャンバス

✅おすすめ:キャンバスボード サイズ組合せ自由

どのくらいのキャンバスに描きたいか、自分に合っているかをさまざまなサイズで描くのがおすすめ。

イーゼル

✅おすすめ:アルミ製 折りたたみ式 イーゼル

→ 軽量&安定性のバランスがよく、室内外で活躍。

どこで買う?おすすめ画材ショップ・通販サイト

EC・ショッピングモールサイト

Amazon.co.jp / 楽天市場 / Yahoo:取り扱い種類が多く、すぐ届く。セット買いがお得。

専門店(実店舗・通販)

  • 世界堂:プロも利用する老舗
  • ゆめ画材:通販特化でセット割が豊富
  • 文房堂:東京近郊の方は実物チェックも可能

まずはこれから!油絵のはじめの一歩

はじめて油絵に挑戦するとき、どうやって描き始めればいいのか迷ってしまいますよね。
ここでは初心者でも安心して取り組める「基本の3ステップ」と、モチーフ選びのポイントをわかりやすく解説します。

【ステップ1まずは「下描き」で構図を決める

いきなり絵の具を塗るのではなく、構図(ものの位置やバランス)を決めるための下描きから始めましょう。
これは、家を建てるときに「設計図」を描くのと同じイメージです。

使用する道具

  • 鉛筆(4B〜6B)または木炭スティック(ぼかしやすく修正しやすい)

下描きの手順

  1. キャンバスまたは油彩紙にモチーフの大まかな位置を描く
  2. 細部まで描き込みすぎず、シルエットや輪郭だけを軽くとる
  3. 木炭の場合、指やティッシュで軽くぼかすと立体感のイメージがつかみやすい

おすすめアイテム

▶ [木炭スティック3本セット] – 柔らかく描きやすく、初心者にも扱いやすい!

【ステップ2絵の具を「溶いて」薄く塗るところからスタート

下描きができたら、次はいよいよ色をのせる作業に入ります。
でも、いきなり濃く塗るのはNG!
最初は絵の具をリンシードオイルで少し溶いて「薄く」塗るのが基本です。

なぜ薄く塗るの?

  • 下地としてムラなく色を敷ける
  • 修正がしやすく、乾きも早い
  • 徐々に色のバランスを確認できる

塗りの手順

  1. パレット上で油絵具に少量のリンシードオイルを混ぜる(とろみが出る程度)
  2. 広い面(背景や下地)から塗り始める
  3. 筆は平筆またはフィルバート筆がおすすめ

▶ ワンポイント:紙パレット+ペインティングナイフでの混色も便利!

【ステップ3】重ね塗りのコツ「やせ → 脂」の原則を守る!

油絵ならではの特徴、それが「重ね塗り」。
ただし、適当に重ねてしまうと、ひび割れや剥がれの原因になります。
これを防ぐための鉄則が:🧴 「やせ(lean)→脂(fat)」の原則

どういう意味?

  • 最初の層=オイル少なめ(やせ)
  • 上に重ねる層=オイル多め(脂)

つまり、時間が経つほど柔らかく、ゆっくり乾く層を上に重ねることで、下地のひび割れを防ぎます。

実践の流れ(例)

  1. 【1層目】絵の具+溶剤多め(薄くサラッと)
  2. 【2層目】絵の具+溶き油(標準的な濃さ)
  3. 【3層目】絵の具+油やメディウム多め(厚塗り、仕上げ)

▶ ワンポイント:層ごとに数日おいて乾かすのが理想!

初心者におすすめ!描きやすいモチーフ

① 果物(りんご・バナナなど)

  • 丸み・光の反射・影がわかりやすい
  • 色数が少なく、グラデーションの練習にぴったり

② 静物(瓶・グラス・マグカップなど)

  • 素材の違い(金属・ガラス・陶器)を表現できる
  • 背景との関係性を学べる

③ 簡単な風景(山・空・雲など)

  • 空や山は筆の動かし方を練習しやすい
  • 雰囲気重視で描いても絵になる

油絵の基本3ステップまとめ

ステップポイント
下描き鉛筆や木炭で「構図」を決める
薄塗り絵の具を溶き油で伸ばして「下地」を作る
重ね塗り「やせ→脂」の原則で奥行きある表現へ

📌 モチーフ選びも「迷わずシンプルに」が成功のカギ!

初心者がやりがちな失敗とその対処法

【失敗ケース1】溶き油と洗浄用溶剤を混同して使う

⚫︎例

・筆洗い用のオドレスシンナーを絵の具に混ぜてしまった
→発色が悪くなる
・描画中にテレピンを多用して色が薄くなる
→絵の具が乾燥後にひび割れる原因に

✅ 対処法

描くときは「溶き油」(リンシードオイルなど)だけを使う!
溶剤(シンナーやテレピン)は筆洗い専用と覚える!
▶ 例:溶き油=絵の具の調味料/溶剤=筆を洗う洗剤

【失敗ケース2】厚塗りをいきなりして乾かない&絵が崩れる

⚫︎例

・最初の段階から絵の具を厚く盛ってしまった
→乾燥に時間がかかり、絵がべちゃっとする
・描いてる途中で下の色と混ざって汚くなった
→「色が濁る」「形が崩れる」などのトラブル発生

✅ 対処法

最初は絵の具を溶き油で薄めて「薄塗り」から始める
絵の具の層は「脂肪の上に脂肪(fat over lean)」が基本!
▶ ワンポイント:下塗りにはオドレスシンナーを少し混ぜてもOK(乾燥を早める)

【失敗ケース3】筆の使い分けをせず、1本だけで描き続ける

⚫︎例

・背景も人物も全部同じ筆で描いてしまった
→絵にメリハリが出ない
・細部がぼやける、筆跡が汚くなる
→不要な混色や濁りの原因に

✅ 対処法

平筆(フラット)で背景、丸筆(ラウンド)で輪郭や細部、フィルバートで肌や柔らかいものを描く
最低3本の筆を使い分けるのが理想
▶ おすすめ:使用後はその都度、軽く拭き取ってから別色に使うと◎

【失敗ケース4】乾く前に上から描いてしまい、絵が濁る

状況例

・昨日描いた部分に触れたらまだ乾いてなかった
→意図しない色ができて汚れて見える
・上にのせた色が混ざってグレーっぽくなった
→質感も均一になりがちで、立体感が出ない

✅ 対処法

前の層が乾くまで数日待つ(特に厚塗りの部分)
速乾タイプの溶き油を使えば時短も可能
▶ 速乾溶き油おすすめ:ホルベイン 速乾ペインティングオイル

【失敗ケース5】筆の洗浄を怠って筆がダメになる

⚫︎例

・そのまま放置してカチカチに…
→筆が再利用できなくなる
・洗い方が分からず、水だけで洗ってしまった
→毛が割れる、抜ける、固まるなどの劣化に直結

✅ 対処法

使用後はすぐにシンナーで洗い、その後石けんで洗浄&乾燥
週に1度は「筆用ソープ」で毛のメンテナンスを!
▶ メンテナンスアイテム:マスターズブラシクリーナー

【失敗ケース6】完成を急いでしまい、雑に見える

⚫︎例

・乾くのを待てず、どんどん描き重ねてしまう
→せっかくの油絵らしさ(重厚感・奥行き)が出ない
・細部が適当になってしまった
→完成度が下がる/達成感が薄くなる

✅ 対処法

油絵は「ゆっくり仕上げるもの」だと心得よう
完成まで数日〜数週間かけるつもりでスケジュールを立てる
途中で写真を撮ると冷静にチェックできて◎

失敗ケースまとめ

失敗例これだけ守ればOK!
油の使い分けミス「描画=溶き油」「洗浄=シンナー」
乾かないうちに重ね塗り「薄塗り→厚塗り」の基本を守る
筆の管理が甘い使ったらすぐ洗う+保管方法を意識
焦って仕上げる油絵は「育てる感覚」で描こう

油絵を長く楽しむためのコツ&学び方

独学OK!おすすめ教材

▶ Udemy:油彩入門オンライン講座
▶ YouTube:初心者向け油絵チャンネル
▼書籍などの教材:1日で描くリアル油絵の基本

教室に通うのも◎

 地域のカルチャーセンターや市民講座を活用
 初回体験無料のところも多い

SNSに投稿してモチベUP!

 #油絵初心者 や #オイルペインティング で作品共有しよう
 他人の作品を見て学ぶことも多いです

最初の一歩を楽しく踏み出そう!今すぐ始めたい方へのスターターキットもご紹介!

・道具は「最小限+良質なもの」で始めよう
・完璧を目指すより「まず描いてみる」ことが大事
・油絵は、自由に表現できる最高の趣味です!

▼初心者向けフルスターターキット
迷わず始められるおすすめ商品です!

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